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アクセラレータープログラムとは?流れやメリット・デメリットも解説

創業前に知りたいこと アクセラレータープログラムとは?流れやメリット・デメリットも解説
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創業融資のスペシャリスト INQ

株式会社INQは、スタートアップの融資支援に特化した専門チームです。 スタートアップの諸事情やビジネスモデル、エクイティとの兼ね合い等も考慮し、これまで累計600社以上(年間約200社・13億円超)のスタートアップの創業融資を成功させています。シード〜シリーズAの様々な状況に柔軟に対応し、融資成功への最適なルートをご提案します。

スタートアップは、アクセラレータープログラム開催企業である、大企業や自治体と協業することでの持つリソースにより、事業の成長スピードの向上を図ることができます。

そこで、今回はアクセラレータープログラムについて、プログラムの流れ、メリット・デメリットについて解説します。

この記事でわかること
  • アクセラレータープログラムの概要
  • アクセラレータープログラムの流れ
  • アクセラレータープログラムのメリット・デメリット

アクセラレーター(アクセラレーション)プログラムとは

アクセラレータープログラムとは、大手企業や自治体が主体となって行うベンチャー企業やスタートアップ企業との協業や出資などの支援を目的としたプログラムです。

大手企業は新規事業や既存事業との新たなシナジー効果を期待できるメリットがあり、ベンチャー企業やスタートアップ企業は、大手企業が持つリソースを活用できるため、早期的な成長を見込むことが出来ます。

似た言葉にインキュベーションプログラムというものがありますが、インキュベーションプログラムはアイデアの段階から支援し形にするプログラムである一方で、アクセラレータープログラムはすでに起業をしている企業を対象としています。

アクセラレータープログラムの流れ

アクセラレータープログラムの流れは以下の通りです。

  1. 書類選考と面接
  2. 採択企業の決定
  3. プログラムの開始
  4. 成果発表

書類選考と面接

アクセラレータープログラムのエントリー後、企業や自治体は参加企業(ベンチャーやスタートアップ企業)の将来性やサービスの革新性、自社の事業とのシナジー効果の有無などを考慮し、書類選考を行います。

また、書類選考を通過した後、多くの場合は面接を行います。いくら参加企業のビジネスモデルが革新的であっても、人間関係がうまく行えないと元も子もありません。そのため、円滑にコミュニケーションが行え、問題なくプログラムを進められるかをここでは判断されます。

採択企業の決定

人気のアクセラレータープログラムでは、数百件ほどの申し込みの中から採択企業を決めます。その後、アクセラレータープログラムを行う大手企業や自治体と参加企業がお互いに出資や協業を希望した場合、出資や契約手続き、実施までの準備が進められます。

プログラムの開始

採択が決まった後、数週間から数ヶ月に渡ってプログラムを行います。

支援期間中は、ビジネスの拡大や事業の成長が目的として、前述したように様々なアドバイスやリソースを受けることが出来ます。

成果発表

プログラムが終了後、成果発表会を行います。成果発表は、別名「デモデイ(DemoDay)」と呼ばれます。この成果発表会では、社内外の観客に向けてプログラムを通した成果や事業のアイデアについて、プレゼンテーションを行います。ここに参加する観客は、プログラムを行った企業の人のみならず、他企業や起業家などを招待して行う場合もあります。

アクセラレータープログラムのメリット

アクセラレーターに参加するメリットは以下の通りです。

  • 事業(アイディア)のブラッシュアップ
  • 信用度の向上
  • 成長スピードの向上
  • ネットワークの構築

事業(アイディア)のブラッシュアップ

メンターとの壁打ち(メンタリング)を通じて、事業やアイディアを整理し、アクションを具体化し、ブラッシュアップすることができます。

信用度の向上

アクセラレータープログラムを通じて大手企業や自治体と協業をするため、ベンチャーやスタートアップ企業は社会的な信用度の向上を期待することができます。これにより、事業の展開を進めるにあたって、取引先や提携先などを得やすくなる可能性があります。

成長スピードの向上

前述した通り、アクセラレータープログラムを行う企業や自治体の持つヒトや資金、設備、データベースなどのリソースを活用することが出来ます。ベンチャーやスタートアップ企業の持つリソースだけで事業を成長させていくことは、容易ではありません。そのため、アクセラレータープログラムは、自社の事業を急成長させられるチャンスとなります。

ネットワークの構築

プログラム参加者やメンター等との出会いを通じて、事業に必要な人的ネットワークを構築できる可能性があります。

アクセラレータープログラムのデメリット

アクセラレータープログラムは良いことばかりに思えますが、参加企業にとって一定数デメリットもあります。

アイディアを盗まれる可能性がある

参加企業にとって、大手企業のノウハウやリソースは貴重ですが、アイディアやノウハウを奪われてしまう恐れがまったくゼロとは言えません。

趣旨に合わない場合、時間の無駄となってしまう

プログラムの趣旨と、参加企業のフェーズや方向性が合わない場合には、そもそもプログラムに参加すること自体が難しいですが、参加申込をする時間すら無駄になってしまいます。

参加予定のアクセラレータープログラムを行っている企業の概要やプログラムの目的を、参加前にしっかりと調べておきましょう。

アクセラレータープログラムまとめ

今回の記事では、アクセラレータープログラムの概要や流れ、メリット・デメリットについて解説しました。

アクセラレータープログラムとは、大手企業や自治体が主体となって行うベンチャー企業やスタートアップ企業との協業や出資などの支援を目的としたプログラムです。

自社で行う事業の領域や業種などを考慮し、メリット・デメリットを踏また上で、自社に合った適切なアクセラレータープログラムを選ぶようにしましょう。

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