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クラウドファンディングのやり方とは?開始する前に知っておきたいことを解説

創業前に知りたいこと クラウドファンディングのやり方とは?開始する前に知っておきたいことを解説
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創業融資のスペシャリスト INQ

株式会社INQは、スタートアップの融資支援に特化した専門チームです。 スタートアップの諸事情やビジネスモデル、エクイティとの兼ね合い等も考慮し、これまで累計600社以上(年間約200社・13億円超)のスタートアップの創業融資を成功させています。シード〜シリーズAの様々な状況に柔軟に対応し、融資成功への最適なルートをご提案します。

近年、資金調達の1つとして頻繁に活用されている「クラウドファンディング 」。

挑戦したいとは思っていても、具体的にどういったものか分からないという方は少なくないのではないでしょうか。

本記事では、クラウドファンディングのやり方から具体的な手順まで解説していきます。

この記事でわかること
  • クラウドファンディングの概要
  • クラウドファンディングの具体的な手順

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、個人や組織が「実現したい想い」や「実行予定のアイデア」をプラットフォーム上で伝え、不特定多数の人たちに共感してもらい支援を集める方法です。ここでいう支援とは、基本的には金銭的な支援です。

支援を募る人はプロジェクトを考え進めるため、起案者と呼ばれ、起案者のプロジェクトに賛同し、支援する人は支援者と呼ばれます。起案者と支援者を繋げるプラットフォームがクラウドファンディングの各サービスです。

また、クラウドファンディングを行う主な目的として次のようなものが挙げられます。

  • 新規事業を開始するための資金調達
  • 商品・サービスのニーズを確かめるためのテストマーケティング
  • 自分の想いを実現するために、協力者・支援者を募る

クラウドファンディングのやり方

クラウドファンディングを開始し、終了するまでの手順を、起案側・支援側それぞれの立場から説明していきます。

起案する側のやり方

クラウドファンディングを起案する際のやり方は以下の通りです。

1.プロジェクトの目標を考える

実施するプロジェクトの目的・目標を設定します。そのプロジェクトを行う動機、具体的に何を実施するのかなど5W1H等のフレームワークを利用して考えるといいかもしれません。

クラウドファンディングで支援を募るにあたって、読み手にどれだけ伝わるかが重要です。読み手に伝わるかは、自身がどれだけ具体的に考えられているかが肝となってきます。可能な限りプロジェクト内容を明確にしましょう。

2.クラウドファンディングの種類を選ぶ

「クラウドファンディング」といっても、種類は多く、それぞれ持つ特徴が異なります。個人が利用するものや企業が利用するものなど大きな違いもあるので、ここは自身のプロジェクトを明確にしたのち、適したものを選ぶ必要があります。

詳細については「クラウドファンディング デメリット」をご参照ください。

3.クラウドファンディングサイトを選ぶ

クラウドファンディングの種類を決めた後は、利用するクラウドファンディングのサービスを選ぶ必要があります。

同じ種類のサービスであっても、扱う分野や手数料、サポート体制などの違いがあります。これらの違いを把握し、どのサービスが最も適しているか選定しましょう。

4.キュレーターに相談する

サイトの選定後は、そのクラウドファンディングサービスのキュレーターに相談をします。

キュレーターとはプロジェクトの立案から達成まで、起案者のお手伝いをしてくれる人です。相談内容としては、プロジェクトの実現可能性や伝え方の工夫などの壁打ちがあります。

また、キュレーターのサービス範囲も各サービスやサービス内のプランによって異なります。

5.プロジェクトページを作成する

プロジェクトのLPを作成します。サイトに登録をし、プロジェクトへの想いや具体的な内容を伝える文章を書いていきます。

読み手に共感してもらえるよう、ストーリー立てて書くと伝わりやすいと思います。また、作成にあたってキュレーターが一緒に考えてくれることもあるので確認してみましょう。

6.プロジェクトの審査

前提として、全てのプロジェクトが認められるわけではありません。

運営側は起案者が考えているプロジェクト内容から、実行の見通しが立つかどうかを確認します。

7.プロジェクトの広報活動をする

プロジェクトの審査通過後、広報活動を開始します。

広報活動は入念な準備が重要です。できるだけ多くの人にみてもらうために、何を使ってどんなメッセージでどのタイミングで伝えていくのか計画した上で発信していきましょう。

8.プロジェクトの公開

プロジェクトの公開をいつにするかは事前に設定可能です。設定した日時になると公開されます。

公開した直後でどのくらい支援してもらえるかが、プロジェクトの成功確率をあげると言われています。積極的に発信していきましょう。

9.プロジェクトの活動報告をする

クラウドファンディングサイトには活動報告や新着情報を投稿できる機能があります。プロジェクト公開後にはこまめに活動報告をすることで、プロジェクトの進捗をみてもらい、安心感や信頼感を持って支援してもらう事ができます。

10.プロジェクト支援者へのお礼

クラウドファンディングサイト上で、支援者は応援コメントを残すことができるようになっています。

支援者からのコメントに対して、丁寧に返信していき感謝の思いを伝えていきましょう。

また、実際に支援してくれた人だけでなく、SNSなどで拡散してくれた人にも感謝の思いを伝えていきましょう。

11.プロジェクト終了後に商品やサービスのリターン

プロジェクト終了後にはリターンとして用意していた商品やサービスを提供していきます。リターンの期日なども自身で決めるので、しっかりと決めた期日を守ってリターンの提供を行なっていきましょう。

支援する側のやり方

次に、支援する側のやり方を説明します。

1.クラウドファンディングサイトに登録

クラウドファンディングで支援を行うためには、利用するクラウドファンディングサイトに登録しなければなりません。

クラウドファンディングサービスは沢山あり、それぞれ同じようなものもあれば全く異なるものもあります。複数サイトを覗いてみて自分に合ったサイトに登録しましょう。

2.支援するプロジェクトとリターンを選択

利用するサイトが決まった後は、自身が支援したいと思うプロジェクトを探してみましょう。募集中のプロジェクトから探し、リターン内容と値段感からリターンを選択しましょう。

3.支払い方法選択・決済

リターンを選択したら、支援金の支払い方法の選択と決済になります。決済方法は基本的にはクレジットカード決済や銀行振込みです。決済方法はサービスによって異なるので適宜確認して選びましょう。

4.リターン送付先情報の登録

リターンを受けるために、情報の登録をします。登録内容は、送付に必要な住所や氏名、連絡先などです。

5.プロジェクトの進捗状況の確認

最後に自身が支援したプロジェクトがどのような状況か確認をしてみましょう。プロジェクトページから、活動報告や新着情報などが見れるようになっています。

クラウドファンディングのやり方まとめ

本記事では、クラウドファンディングの具体的な手順について、クラウドファンディングを起案する側、支援する側それぞれの立場から解説してきました。

実際に利用する際には、今回紹介した手順と利用サービスについてよく確認した上で進めていきましょう。

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