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創業融資の金利を比較!あなたの金利はいくらになる?

創業融資 創業融資の金利を比較!あなたの金利はいくらになる?
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若林 哲平

株式会社INQ代表取締役CEO、行政書士法人INQ代表。 様々な領域のスタートアップの融資による資金調達(デットファイナンス)を支援。年間130件超10億以上の調達を支援するチームを統括。行政書士/認定支援機関。複数のスタートアップの社外CFOも務め、業界への理解が深く、デットだけでなくエクイティ両面の調達に明るく、対応がスムーズだとVCやエンジェル投資家からの信頼も厚い。趣味はキャンプと音楽。4児の父。

融資の意思決定において重要な要素となる金利。金融機関による違いもあれば、融資制度によっても違いがあります。

自分の状況に合わせて、適切な金利を選択することが「損をしない融資」を成功させる条件です。この記事では、融資制度による金利の違いや、自分に最適な金利を調べるには何をチェックすれば良いのか解説していきます。

【この記事を読んで分かること】
・日本政策金融公庫の金利の仕組みについて分かる
・各融資制度の金利情報や条件について分かる

日本政策金融公庫の新創業融資の進め方については「創業融資申請の進め方ガイド!必要書類や専門家に相談するメリット【2022年最新保存版】」で詳しく解説しています。

創業融資の金利は状況によって異なる

日本政策金融公庫の場合、

  • ベースにどの融資制度を利用するか
  • ベースとなる制度に組み合わせ可能な金利優遇の要件に該当しているか

この2つの条件で金利が決まります。まずはこれらを確認することが、自分の金利を理解する第一歩です。

金利には誰もが適用される「基準利率」、特殊な条件に該当していると有利な金利が適用される「特別利率」があります。基本的には「基準利率」が採用されますが、条件次第ではもっと低金利な「特別利率」にすることができます。

また、半年に一度「金利改定」という、金利の変更が行われます。そのため、どのタイミングで融資が決定するかによって金利が若干異なります。

自身がどの金利に該当するか、また融資のタイミングによっていくらの金利になるか、把握しておくと融資計画を進めやすくなります。

あなたの金利はいくら?適用条件をチェック

自身の金利を知るためにはいくつかのステップがあります。

Step①:融資制度の「基準利率」と「特別利率」を確認
Step②:「特別利率」の条件に当てはまっているか確認

先ずは融資制度の金利を知る

各融資制度の「基準利率」と「特別利率」をまとめてみました。こちらからご自身の融資制度の金利をご確認ください。

公庫の公式ページには特別利率A〜Uまでたくさんの表記がありますが、基本的には基準金利、特別金利AまたはBに該当することが一般的です。

融資制度基準となる金利適用される利率
新創業融資基準金利2.46%
女性、若者/シニア起業家支援資金特別利率A2.06%
ソーシャルビジネス支援資金特別利率AもしくはB2.06%〜1.8%
生活衛生改善貸付特別利率F1.21%

どの金利条件が当てはまるか知る

次に特別利率に該当しているか、そうでないかを確認します。

公庫の融資制度は、下図のようにベースとなる融資(例:新創業融資)とそれに組み合わせ可能な制度(例:女性、若者/シニア起業家支援資金)とで構成されています。

それぞれの制度の要件に当てはまれば、基準金利よりさらに金利優遇を受けることができます。

ベースとなる融資制度:新創業融資

融資の対象となる条件

これから事業を始める方、決算2期以内の方

目安となる年利

2.46%

新創業融資に組み合わせ可能な制度の例

女性、若者/シニア起業家支援資金

融資の対象となる条件

・都内で創業予定、または創業後5年未満の方

・下記のいずれかを満たすこと

 ┗自身が女性である

 ┗35歳以下である

 ┗55歳以上である

目安となる年利

2.06%(特別利率A)

ソーシャルビジネス支援資金

融資の対象となる条件

・NPO法人である

・NPO法人ではなく、下記のいずれかに該当すること

 ┗保育サービス事業、介護サービス事業等を営んでいる

 ┗社会的課題の解決を目的とする事業を営んでいる

  *日本公庫が定める一定の要件を満たす必要あり

目安となる年利
2.06%〜1.8% (特別利率A もしくは B) 

生活衛生改善貸付

融資の対象となる条件

・以下の全てを満たしていることが条件

 ┗飲食店、美容室などの事業で業種が該当している

 ┗生活衛生同業組合等の長の推薦を受けている

 ┗常時使用する従業員数が5人(旅館業及び興行場営業を営む方は20人)以下の会社または個人


目安となる年利

1.21%    (特別利率F)

上記でご紹介した他にも、多数の融資制度があり、状況に応じて金利をはじめとした条件をよりよく融資を受けられる可能性があります。

融資を選択する際には十分にリサーチをおこなった上で、申込する融資を決定しましょう。

どの融資を選ぶか迷ったら…

INQでは年間130件超、累計500件超の創業融資のサポートを行っています。多くの事例から得た経験とノウハウにより、融資申込前にある程度の融資可否の見込みをお伝えすることができます。

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