若林 哲平
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日本政策金融公庫で融資を受ける場合、申請から融資までにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。創業融資や事業融資を検討する際、スケジュール通りに予定を進めて行くためには、融資までの時間を事前に把握する必要があります。
INQではスタートアップの融資支援を累計500件以上行なってきましたが、資金調達に成功する会社は皆、一連の流れを事前に把握して動いています。
本記事では、日本政策金融公庫の融資にかかる時間と、融資までの流れについて解説をしていきます。
・融資までの所要時間
・融資審査の一連の流れ
・スムーズな融資を実現するための注意点
日本政策金融公庫の融資とは?
日本政策金融公庫は財務省が管轄する政府系の金融機関であり、個人事業主や中小企業を対象とした様々な融資制度を運用しています。銀行などの民間金融機関と比べて融資ハードルが低く、代表者保証等のリスクが少ないため、起業家であれば真っ先に検討すべき融資機関です。
日本政策金融公庫の融資までの期間は?
日本政策金融公庫で融資を受ける際、平均して1ヶ月前後の審査期間がかかります。申込から着金までの期間は審査にかかる時間によって決まるため、スムーズな融資を実現するためには、審査の流れを理解しておくことが重要になります。次に融資の一連のステップを紹介していきます。
日本政策金融公庫の融資までの流れ
申請から審査までの一連の流れは、大まかに分けて以下の5つの工程に分かれます。
借入申請書の提出
お申し込み金額、借入希望日、返済予定についての情報を借入申請書に記載し提出します。
借入申込書は日本政策金融公庫のホームページ・窓口で入手可能です。
必要書類の準備
融資の申し込みに必要な提出書類を準備します。提出から約1ヶ月後に公庫の担当者から連絡が入り、面談・審査に進むことができます。提出書類に不備があると、差し戻しが入ることもあり、着金までが遅くなってしまいます。
注意事項などを確認したい方は、こちらの記事をご参照ください。
面談・審査
公庫の担当者との面談です。面談の際には別途持参すべき書類がありますので、担当者の指示に従ってください。
面談について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
審査/調査
面談時の応答や書類、開業場所の実地調査などから融資の可否、可能額の審査を行います。審査結果は約1週間後に公庫の担当者から行われます。
融資決定/着金
融資が決まると1週間ほどで契約書類が郵送されてきます。その書類に必要事項を記載し、添付資料と合わせて返送すると、3営業日後に指定した口座に着金となります。
融資までの時間が長くなるケース
こうした融資までの一連の流れが長引く主な要因を簡単に解説していきます。
提出書類に不備がある/作り込みが甘い
一度提出した書類が不完全であると、場合によっては公庫から書類の再提出を要求されることがあります。こうしたやりとりが挟まると非常に時間がかかってしまうので、事前に確認ができる点は忘れずにチェックしておきましょう。
担保の評価に時間がかかった
不動産などのように評価額の査定が難しい場合、複数の担保を設定する場合は、担保の評価に時間がかかってしまうことが多いようです。
日本政策金融公庫の担当者が忙しい
一般的な企業と同様、日本政策金融公庫にも忙しい時期とそうでない時期があり、4月と10月〜12月は特に融資申請が集中するようです。
創業融資を堅実に進めるには…
初めての融資申請で書類の不備や漏れが無いように進めたり、融資にかかる時間を最短にするのは単独では非常に難しいです。資金調達を滞りなく進めるためには、専門機関に相談することをお勧めいたします。
年間130件超、累計500件超の創業融資のサポートを行っているINQでは、多くの事例から得た経験とノウハウにより、最短距離で融資を実現するためのアドバイスが可能です。
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